2023-07-03 短歌 息を吐くのだって詩だと初回講義で教授が言っていた。 私は不勉強な学生だったので、それ以降の講義は受けなかった。 そんな習わずの歌だから、ところどころグロテスク。 暮れ迫り 蝉姦しく蝉を呼ぶ 夏を過ぎゆく 人は寂しい 母として誰かの赤子抱くよりは あなたと見たい夕暮れの空 瓶の中だから綺麗と言われてた ノスタルジアを舌で転がす